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【メルボルンC】注目の現地前哨戦はこれだ!

2016年10月29日 10:27

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■コーフィールドC(G1)
1番人気に支持されたジャメカが4、5番手で追走し、最後の直線では残り200mあたりで抜け出すと、3馬身の差をつけて快勝した。逃げたスコティッシュが2着に粘っており、ペースは遅く、前残り気味の展開であった。3着以下はかなりの混戦で、6着には14年ジャパンカップに出走したアワーアイヴァンホウが入線した。現在、国際レーティングで高評価の馬は出走しておらず、レース全体のレベルとしては高評価は難しいだろう。本番は距離が伸び、また再びハンデ戦であることからも、好走馬よりも敗退馬の巻き返しを警戒したい。

■コックスプレート(G1)
現在のオーストラリア最強馬であるウィンクスが、中団追走から4コーナーでマクリ切ると最後の直線は突き放す一方で、8馬身差の圧勝。このレース連覇を飾るとともに、13連勝をマークした。同馬の国際レーティングは127で、アルマンゾル(愛・英チャンピオンS)と同じ。世界トップクラスの実力馬であり、後続は離されても仕方がない。2着に敗れたハートネルでも、今回は有力馬として注目すべきだろう。



■ジーロングC(G3)
イギリスから遠征したキウイが、好スタートからハナを奪い、2馬身ほどのリード。2番手につけたグレーライオンが、勝負どころから並びかけると、最後の直線はこの2頭の一騎打ちとなった。結果的には「行った行った」の展開だったが、上位2頭の先行力と決め手が明らかにまさった。決め手だけならば猛然と3着に追い込んだオーシャノグラファーも負けていない。地元のG3で、世界的な実績馬は出走していないが、重要な前哨戦として注目しておきたい。