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【香港スプリント】市丸博司の見解

2016年12月10日 14:00

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 スプリントは香港勢が強い。過去10年でも、ロードカナロア以外の日本馬はまったく刃が立たなかった。今年も、中心は香港勢とするべきであろう。

 実績一番は一昨年のこのレースの勝ち馬・エアロヴェロシティである。昨年の高松宮記念の覇者であり、その後シンガポールのクリスフライヤー国際スプリントを勝っており、日本でも有名だ。昨年後半からいろいろとアクシデントがあって順調に使われていないが、それでもここ2戦は香港G2で3、3着と調子を上げてきた。8歳馬で明日なき戦い。ここは渾身の仕上げだろう。

 続くのはラッキーバブルズ。まだGI勝ちはないが、ここ4戦、スプリントのG1、G2で2勝2着2回と連を外していない。その成長ぶりは脅威で、エアロヴェロシティ打倒も十分可能。そろそろ勝ってもよさそうだ。

 本来なら、この後に昨年の香港スプリント覇者ペニアフォビアとなるはずだが、今年は不調。今季3、7、7着と、なかなか調子が出ないでいる。一発勝負に強い馬だが、さすがに昨年のデキにないと考えるべきではないか。

 昨年3着のノットリスニントゥーミーも、前哨戦を制して調子を上げてきた。まだG2勝ちしかないが、ここでも十分勝負になるだろう。

 後は上がり馬アメージングキッズも侮れない。ストラスモアではやや荷が重いか。

 以上の香港勢がすべて内枠を引き、日本馬を含む海外勢はすべて外枠。アウェイの洗礼を受けることになった。

 ムーア騎乗でさらに期待を集めることになったビッグアーサーは、13番ゲート。先行するのならこの枠は厳しい。しかし、逆に言うと前走のように揉まれる競馬にはならないわけで、立ち回り次第では好勝負になるシーンも十分あるのではないか。エアロヴェロシティと同じ高松宮記念馬であり、不利でもない限りは取りこぼしがないのもこの馬のいいところ。この枠で果たしてどこまでやるか注目したい。

 レッドファルクスは日本の上がり馬の代表格だ。主にダートを使ってきたが、芝でも1200mでは3戦3勝と底を見せていない。外枠だが、過去2走ともに直線は大外からの追込みで、この馬の場合はあまり問題ではないだろう。穴馬として注目したい。

 欧州勢はこのレースで力を発揮していないが、サインズオブブレッシングはG1モーリスドゲスト賞の勝ち馬であり、2か月ぶりを叩いての参戦も好感が持てる。

 オーストラリアのテイクダウンは、2週前にG1を勝っての遠征。豪州勢らしく今年12戦目と使いまくっているのは気になるが、内枠を引いたし、穴馬としての魅力はある。

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