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【香港カップ】市丸博司の見解

2016年12月10日 14:27

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 香港6頭、日本馬5頭、フランス1頭。基本的には日本対香港の図式となった。香港カップは香港国際競走の中でも最も格式高いレースで、それがこういう図式になったのは興味深い。日本馬も本気で香港カップを取りに来たと言えるのではないか。海外の馬券を発売するようになり、日本の競馬もいよいよ世界を巻き込んで展開する時代に入ったと言えるかもしれない。

 今年のメンバーを見渡してみると、香港馬より日本馬にチャンスがありそうだ。昨年エイシンヒカリが勝って、今年も日本馬が勝つようだと、今後このカテゴリーも日本馬がリードする展開になっていくかもしれない。果たして時代が変わるのか? 注目されるレースだ。

 市丸流レーティング表トップはラブリーデイだが、秋2戦、全盛期の力は感じられない。となれば、やはり総大将はモーリスだろう。距離的なベストはマイルかもしれないが、2000mでも結果が出ており、天皇賞・秋を勝った以上、ここでも通用すると考えるのが現実的だ。しかも、昨年は香港マイルを勝っている。日本の中距離ナンバーワンが出てきて、しかも馬場実績もあるのだから、これは勝ってほしいレースだ。

 2番手はステファノスとしたい。天皇賞は3着だったが、かなり後ろからのレースでも持ち味を出した。昨年の香港カップは大敗したが、香港では昨年のクイーンエリザベス2世カップ2着。コース実績もある。

 その次にエイシンヒカリ。問題は、昨年の覇者だけにマークされそうということだけだろう。他にハナっ速い馬が見当たらず単騎逃げは確定だろうが、勝つか大敗かで絶対的な信頼は置けない。

 ラブリーデイは前述のように全盛期を過ぎたかのような近走のレースぶりが気がかりだ。香港の馬場も、4月のクイーンエリザベス2世Cで1着馬から1秒遅れの4着と結果が出ていない。

 これなら、むしろクイーンズリングのほうが面白いか。エリザベス女王杯を勝って、2000mは守備範囲であることを改めて示している。この馬が上位に来れば、日本馬の上位独占まであるか。

 香港馬ではブレイジングスピードが実績上位だが、今ひとつ詰めが甘いのが難点。狙ったレースを取るだけの能力はあり、それをここで出せるか。

 デザインズオンロームは昨年春までの堅実さが失われつつあり、国際レースでは連にからめなくなってきている。

 これなら、香港2番手はシークレットウェポンか。前哨戦を快勝。この距離でもやれるところは示している。

 フランスのエリプティクは7月にドイツのG1を勝ち、フォワ賞、ローマ賞でともに3着と侮れない。日本、香港馬に割って入ってくるかどうか。

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