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ダート変更後はアメリカ勢が躍進! ドバイWC過去7年の傾向

2017年03月22日 22:28

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 表1は性齢別成績。出走数が多いのは牡馬の4歳・5歳で、5歳馬は昨年のカリフォルニアクロームら最多の3勝をあげている。12年には上位3着までを独占しており、昨年も1・3着が該当。勝率・連対率・複勝率いずれも4歳牡馬を上回っている。4歳牡馬の1勝は11年ヴィクトワールピサ。


 表2は出走馬の国別3着以内数。開催国であるUAEの馬が一昨年のプリンスビショップら最多の3勝をあげている。

 ただし、15年にそれ以前のオールウェザーからダートに変更してからはダート大国であるアメリカの躍進が目立っている。一昨年は2・3着、昨年は1・3着がアメリカ調教馬だった。

 日本馬はのべ12頭が出走し、【1.1.0.10】。ヴィクトワールピサ、トランセンドがワンツーフィニッシュした11年のみ。このときは、勝ちタイムが2分5秒台と例年に比べてかなり遅かった。時計が掛かる展開にならないと、日本馬には厳しいかもしれない。

 他ではフランス調教馬が10年グロリアデカンペオンの1勝。イギリス・南アフリカ勢は2着止まり、イタリア勢は3着止まりとなっている。

 表3は3着以内馬の前走レースで最も多かった前哨戦のアルマクトゥームCR3(G1)組の前走着順別成績。前走1着馬は勝ち星がなく、12年カッポーニの2着1回のみ。対して、前走2着馬は一昨年のプリンスビショップら2勝をあげている。

 注意したいのは前走4着以下に負けた馬が14年アフリカンストーリー(前走8着)ら2勝。2・3着を含めて6頭が馬券に絡んでいる点だ。昨年も前走4着に敗れたムブタヒージが2着に好走している。この組は前走4着以下に敗れた馬に気をつけたい

 表4はダートで施行された近2年の馬番別成績。一昨年は馬番1番のプリンスビショップ、昨年は11番のカリフォルニアクロームが勝利している。昨年は馬番10番のホッパーチュニティも3着に入っており、少数ながら9番より外の馬の好走が目立っている

 また、内目の1~5番の馬も昨年2着のムブタヒージら3頭が好走している。なお、中間の馬番6~8番からは3着以内馬が出ていない。

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