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【香港クイーンエリザベス2世カップ】市丸博司の見解

2017年04月28日 11:42

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8頭立てだが香港の古豪が4頭、新鋭1頭、力をつけてきた日本のG2・2勝馬、オーストラリア、フランスからの遠征馬各1頭と、力量比較が難しい組合せになった。ぜひ的中させて「海外競馬の馬券はおいしい」などと言ってみたいものである。

 まずは地元香港勢だが、連覇がかかるワーザーがやはり一番手とみるべきだろう。昨年は4馬身半差の圧勝。今回の出走馬でいうと、ブレイジングスピードが2着馬からさらに1馬身1/4離れた3着、デザインズオンロームがさらにクビ+クビ差の5着だった。市丸流レーティングでも102でトップである。

 今年は始動が遅れたが、香港ゴールドカップをキッチリ勝ち、マイル戦を叩いてここ。少なくとも香港勢に負ける要素は見当たらず、地元の利も加えれば中心的存在と考えるべきではないか。

 香港の2番手にはブレイジングスピードを挙げたい。ジリ脚で派手さはないが、一昨年の勝ち馬でこのときは日本のステファノスを破っている。どちらかといえば少頭数が得意だし、人気がなければ2着の穴に最適だろう。

 香港で2番目に人気になりそうなのがシークレットウェポンだ。香港カップではモーリスの2着。ステファノスに1/2馬身差をつけており、ブレイジングスピードはステファノスから頭+クビ差の5着だった。しかし、ゴールドカップではブレイジングスピードに3/4馬身後れを取っており、香港カップの成績だけで人気になるならあまり美味しくない。馬券から外すのは無謀かもしれないが、全幅の信頼は置けないのではないか。

 4歳の上がり馬パキスタンスターが穴人気になりそうだ。ただし、まだ重賞も勝っていないし、香港ダービー2着だけで人気になるのでは妙味がない。8頭立てであり、この馬あたりを外さないと馬券が成り立たないのではないか。

 もう一頭、古豪デザインズオンロームは素晴らしい戦績を誇る名馬だが、ここ5走見せ場も作れずにいる。突然の復活まではどうだろうか。

 そしてお待たせしました、日本馬ネオリアリズムである。昨年末の香港カップを圧勝したモーリスに札幌記念で土をつけているし、中山記念では並み居るG1馬を問題にせずに勝ち切っている。しかも鞍上はモレイラ。人気になるのも当然だろう。勝っておかしくないし、そろそろG1制覇という勲章をもらってもいい頃だろう。

 ただ、一つだけ気になるのは香港マイルでイレ込み、掛かり気味に行ってしまって末をなくしてしまったことだ。マイルよりはこの2000mぐらいのほうに実績がある馬だし、あまり気にしないでいいかもしれないが、一度そういうレースをしてしまったのはどうしても気になる。

 2回目の香港で前回よりは慣れている可能性もあるが、思い切って外した馬券を買うのも手だろう。日本で発売する馬券は、どうしてもこの馬を外したほうが妙味があるという事情もある。

 遠征の2頭は実力比較が難しいが、敢えて買うならフランスダービー3着のディクトンか。ザユナイテッドステイツはやや落ちるだろう。

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