COURSE

コース解説

オリジナル

アスコット競馬場

概要

概要

アスコット競馬場はバッキンガム宮殿と並ぶ王室一家の居城・ウィンザー城から約10kmの位置にあり、英国王室の所有として知られる。1711年にアン女王が城の周辺で乗馬中、馬が全力疾走するための適地を見出し、同年8月11日に最初のレース(Her Majesty’s Plate)が執り行われたのが、競馬場の起こりと伝えられている。

開場後、長らく年1回、4日間の王室主催レース(ロイヤルミーティング)が開催されるだけだったが、1946年から7月と9月、10月にもレースを施行するようになり、1952年にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSが創設。1965年からは障害レースも行われるようになった。

ダービーやオークスなど、クラシックレースの開催場ではないものの、6月のロイヤルアスコット開催から7月のキングジョージ・ウィークエンド、8月のシャーガーカップ(国際騎手招待)、10月のチャンピオンズデーまで主要イベントを毎月のように施行。イギリスにおける平地シーズンの中心を担っている。

コース紹介

コース紹介

コースは長い直線を3つのコーナーでつないだ三角形をしている。右回りで1周約2800m、最終コーナーからゴールまでの直線は約500m。向正面が三角形の頂点付近は“スウィンリーボトム”と呼ばれるコース最低地点。そこから最高地点のゴールポストまでの高低差は73フィート(約22.25m)と、東京競馬場(2.7m)の8倍以上もある。

古馬の代表的なレースであるキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(2400m)、プリンスオブウェールズSとチャンピオンS(2000m)はゲートからスウィンリーボトムに向かって下り坂が続くため序盤の乗り方が非常に難しい。400mほど続くカーブを抜けて次の直線(オールドマイルコース)に合流すると、束の間の平坦を挟んで残り1200m地点から上り坂に差し掛かる。そこから400mを進む間に、踊り場を挟むようにして二段階の坂を上り最終コーナーへ。カーブの途中が残り600mの仕掛け所で、ゴールまで緩やかな上り坂が続く。

主要競走

・キングジョージ6世&クイーンエリザベスS
・プリンスオブウェールズS
・チャンピオンS

アクセス