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プロフィール

英国の名門J.ゴスデン厩舎に集った2014年生まれの競走馬は大豊作で、エネイブルが凱旋門賞を連覇すれば、ストラディバリウスは英ゴールドC3連覇などで長距離路線に君臨と一時代を築き上げた。それらを抑えて実力ナンバー1の評価を受けたのがクラックスマン。英チャンピオンSを圧巻のパフォーマンスで連覇し、2018年のレーティングでは世界一となった。

クラックスマンは2015年に英ダービーと凱旋門賞などを制したゴールデンホーンと同様、オーナーブリーダーのA.オッペンハイマー氏が手掛けてゴスデン師に託された。史上最強馬フランケルの初年度産駒だったが、父とは対照的におっとりとした性格で目立つ方ではなく、2歳10月のデビュー戦も同走した僚友ストラディバリウスにL.デットーリが騎乗して2番人気、クラックスマンはR.ハヴリンの騎乗で3番人気という評価だった。

しかし、クラックスマンはストラディバリウスの背後から突き抜けて初陣を飾ると、半年の休養から明けた3歳初戦ではエプソム競馬場の英ダービートライアルに1番人気で出走。ここから主戦となったデットーリを背に再三の不利を克服して接戦を制した。この後、経験不足を補うためにダンテSを挟んで英ダービーへ向かう予定が組まれたが、馬場悪化による疲労の蓄積を考慮して回避。わずか2戦で大舞台へ挑むことになった。

ダービーTRで短アタマ差の2着に抑え込んだパーミアンがダンテSを勝ったこともあり、クラックスマンは本番で1番人気に推された。しかし、最後の1ハロンで先頭に顔をのぞかせるも、伏兵ウイングオブイーグルスらに強襲されて3着に敗れる。次戦の愛ダービーでは負傷のデットーリに代わってP.スマレンが鞍上を任され、ウイングオブイーグルスには短アタマ差で雪辱したが、先行する英ダービー6着のカプリを捕らえ切れずクビ差で惜敗。英・愛ダービーとも多頭出しで臨んだA.オブライエン厩舎の戦略に屈する結果となった。

ダービー馬の栄誉にはわずかに手が届かなかったクラックスマンだが、ひと息入れて向かったシーズン後半戦で驚異的な成長を遂げる。再始動のグレートヴォルティジュールSを6馬身差の圧勝で重賞初制覇とすると、続いてニエル賞も3馬身半差で完勝。英セントレジャーと凱旋門賞の前哨戦で鮮烈な走りを見せ、それぞれのレースで優勝候補となった。

しかし、セントレジャーは夏場のグッドウッドCで古馬を破りG1制覇のストラディバリウスが担い、凱旋門賞も破竹の快進撃を続けていたエネイブルに譲る格好となる。この時点で古馬相手のG1勝ちがないクラックスマンはいわば格下の立場。翌年の現役続行を前提としていたオッペンハイマー氏もお手馬が重なるデットーリの継続騎乗を望み、無理に凱旋門賞を狙うことはしなかった。

そうして英チャンピオンSに駒を進めるが、妥協の産物にも見えた選択が最高の結果を生むことになる。初の古馬相手ながら1番人気に推されたクラックスマンは、4番手でレースを進めると直線半ばから独走。7馬身差を開く圧巻のパフォーマンスでG1初制覇を飾る。この勝利は父フランケルにとっても欧州における産駒のG1初賞制覇となり、クラックスマン自身は2017年の欧州で最高となるレーティング130に評価された。カルティエ賞年度代表馬の花はG1レース5勝のエネイブルの物となったが、最優秀3歳牡馬のクラックスマンはレーティングで実を得た。

明けて4歳はドバイ遠征も検討されたが、オッペンハイマー氏は稍重から重程度の堅すぎない馬場状態を条件に、ガネー賞からタタソールズGC、そしてプリンスオブウェールズSに向かう上半期の青写真を披露。クラックスマンも始動戦のガネー賞を4馬身差の圧勝で欧州最強の実力を裏づけた。しかし、エネイブルの戦線離脱により2戦目がコロネーションCに変更されると、伏兵サルウィンの巧みな逃げに手を焼きアタマ差での辛勝と思わぬ苦戦を強いられる。

そして、上半期の目標に据えたプリンスオブウェールズSは集中力を欠いた走りで2着に完敗してしまう。英チャンピオンSで寄せつけなかったポエッツワードに、同じ舞台で2馬身余りの差をつけられた結果に対し、ゴスデン師はレース前の待機時に牝馬に気を取られたことを挙げた。また、この日は堅良(Good to Firm)でオッペンハイマー氏がシーズン前に条件とした馬場状態にも合致していなかった。さらに、夏場は記録的な熱波によって馬場の堅い状態が続き、視野に入れていたレースを次々と断念。英チャンピオンSまで待機する形になった。

オッペンハイマー氏は英チャンピオンSをクラックスマンの引退レースとし、馬場が堅くても出走させると明言していた。しかし、レース当日は前年と同様の重馬場に恵まれると、クラックスマンは初装着のブリンカーも利いて4番手追走から6馬身差を開く圧勝。まるで1年前を再現するようなレース運びで有終の美を飾った。

この2018年はG1レース3勝を挙げながらカルティエ賞で無冠に終わったクラックスマンだが、豪州のウィンクスと並び世界最高のレーティング130を獲得。ダーレーが所有するダルハムホール・スタッドで種牡馬入りすると、初年度産駒から仏ダービー馬エースインパクトを送り出し、フランケルの後継馬として上々のスタートを切った。

基本情報

生年 2014
性別
毛色 鹿毛
Frankel
Rhadegunda
母父 Pivotal
調教師 J.ゴスデン
生産者 Hascombe & Valiant Studs
馬主 アンソニー・オッペンハイマー
通算成績 11戦8勝[8-2-1-0]

競走成績

開催日 場所 レース名 動画 着順 騎手 トラック 距離 馬場状態
2018/10/20 アスコット 英チャンピオンステークス(G1) 1 L.デットーリ 1990
2018/07/28 アスコット キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1) 取消 R.ハヴリン 2390
2018/06/20 アスコット プリンスオブウェールズステークス(G1) 2 L.デットーリ 1990
2018/06/01 エプソム コロネーションカップ(G1) 1 L.デットーリ 2410
2018/04/29 パリロンシャン ガネー賞(G1) 1 L.デットーリ 2100
2017/10/21 アスコット 英チャンピオンステークス(G1) 1 L.デットーリ 1990
2017/09/10 シャンティイ ニエル賞(G2) 1 L.デットーリ 2400
2017/08/23 ヨーク グレートヴォルティジュールステークス(G2) 1 L.デットーリ 2370 稍重
2017/07/01 カラ 愛ダービー(G1) 2 P.スマレン 2400 稍重
2017/06/03 エプソム 英ダービー(G1) 3 L.デットーリ 2410
2017/04/26 エプソム 条件戦 1 L.デットーリ 2000
2016/10/19 ニューマーケット 未勝利戦 1 R.ハヴリン 1600 稍重

距離別

距離 1着 2着 3着 4着以下 出走回数 勝率 連対 3着内率
~1400m 0 0 0 0 0 0% 0% 0%
1401m~1800m 1 0 0 0 1 100% 100% 100%
1801m~2100m 4 1 0 0 5 80% 100% 100%
2101m~ 3 1 1 0 5 60% 80% 100%

馬場状態別

馬場状態 1着 2着 3着 4着以下 出走回数 勝率 連対 3着内率
良馬場 2 1 1 0 4 50% 75% 100%
稍重馬場 2 1 0 0 3 67% 100% 100%
重馬場 4 0 0 0 4 100% 100% 100%
不良馬場 0 0 0 0 0 0% 0% 0%
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