名物障害レースとして知られるグランドナショナル史上に残る金星を挙げたことで知られる元ジョッキーのジョン・バッキンガム氏が現地22日に死去した。76歳だった。

　バッキンガム氏は単勝101倍だったフォイネイボンに騎乗して臨んだ1967年のグランドナショナルを勝利。この年は第23号障害で起こった落馬事故に多くの馬が巻き込まれ、馬群から大きく遅れていたことで唯一難を逃れたフォイネイボンがアクシデントを尻目に勝ってしまうという大波乱だった。なお問題の23号障害にはその後、フォイネイボンの名前がニックネームとしてつけられている。