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名門チェヴァリーパークスタッドの節目となった2016年

2016年12月25日 10:48

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 赤地に白い襷、そして青帽を配したチェヴァリーパークスタッドの勝負服は、平地競走界で最も威厳に満ち、数多くの大レースの覇者と同義語となってきた。そして、数ある成功の中にあっても、2016年はデビッドおよびパトリシア・トンプソンの事業にとって最も意義深いシーズンの一つとなるだろう。

 運営責任者のクリス・リチャードソン氏は「18勝をあげた8月は信じられないような月でした。おかげで、これまでの最高で上限とも考えられた(年間)58勝を突破してしまったのですから。国内外で得た賞金は240万ポンドを超え、最終的に78勝をあげて馬主ランキングの7位になれました」と、嬉しい誤算とばかりに振り返る。

 サンタアニタでのクイーンズトラストの勝利(BCフィリー&メアターフ)が、幾多の勝利の中でもハイライトだったことは疑いないものの、「我々はロイヤルアスコットでのものも含むG3を4勝、準重賞も6勝しましたし、トワイライトサンはロイヤルアスコットにおけるG1勝ちを追加してくれました」と誇らしげなリチャードソン氏。

「クイーンズトラストは来年も現役を続けますが、スケジュールは未定です。10ハロンが理想ではあるものの、1マイル半までならこなせますね。クライヴ・コックス調教師のゾンダーランドもセレブレイションマイルが素晴らしい内容だったので、来年はG1で戦えるようになればと期待しています。2歳にはクイーンズトラストの全妹、1歳にはエクシードアンドエクセル産駒の半弟もいますよ」と、チェヴァリーパークスタッドのさらなる発展に意欲を燃やしている。

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