今年3歳となる初年度産駒から注目馬を多数輩出している種牡馬フランケルが、また1頭の大物候補を送り出した。

　2011年に英ダービー2着、愛ダービー1着と活躍したトレジャービーチの半弟という良血、カウントオクターヴは現地28日に英ウルヴァーハンプトン競馬場にて行われた未勝利戦（3歳、AW2400m）を3馬身差で快勝。昨年10月に3着だったデビュー戦以来のレースで初勝利を挙げた。

　陣営のレーシングマネージャーは「実際に走ってみるまでは、中距離向きの馬かどうかは誰にもわからない。だが今日は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」とカウントオクターヴを評価。「もちろんアンドリュー（ボールディング調教師）と話はしているし、彼の希望も聞いている。カウントオクターヴは優秀な馬だと思うが、ダービー馬になれるかどうかは時が経てば分かるよ」と語っていた。