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香港の競馬関係者がQE2Cを大胆予想!

2017年04月29日 12:20

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 30日に香港のシャティン競馬場で行われるG1香港クイーンエリザベス2世カップ。香港競馬を熟知する地元の競馬関係者に同レースの予想を聞いてみた。

東方日報(記者) Eric Sinさん

◎パキスタンスター
○ワーザー
▲ブレイジングスピード

 本命はパキスタンスターです。香港3冠では一つも勝っていませんが、戦った相手は3冠馬となったラッパードラゴン。ラッパードラゴンは香港では怪獣馬と呼ばれるぐらい次元が違います。パキスタンスターはその中でも堅実に上位に来ていましたし、時計も早かった。今が成長期で状態もピークです。ここはあっさりと勝つと思います。

 もちろん1番人気が予想されるワーザーも強いのは承知していますが、昨夏に後肢を負傷。前々走で好走はしましたが、回復度合いが心配ではあります。ブレイジングスピードも続けて好走できる堅実性を持ち合わせているので信頼はできます。複勝にはいいかもしれません。

レーシングワールド(カメラマン)Woody Leungさん

◎ワーザー
○ネオリアリズム
▲パキスタンスター

 昨夏に怪我をしたワーザーですが、完治していれば間違いなく実力はトップです。それに、怪我をしたことで他の馬よりも出走数が少ない分、体力は消耗していません。ホームコースのシャティン競馬場ならば勝ち負けになるでしょう。

 日本のネオリアリズムも侮れません。札幌記念ではあのモーリスに勝った馬ですからね。それにJ.モレイラ騎手と堀厩舎の組み合わせは信頼度も高く、香港でも人気の組み合わせです。

 パキスタンスターも強いと思います。レーティングこそメンバー中最下位ですが、3冠馬・ラッパードラゴンを相手にしてきたので仕方がないです。パキスタンスターの末脚は凄まじいので、展開が向けばチャンスはあります。

アップルデイリー社(記者)Amy Chanさん

◎ワーザー
○パキスタンスター
▲ネオリアリズム

 本命は昨年のクイーンエリザベス2世カップで強い勝ち方をしたワーザー。怪我をしたことで回復度合いが注目されていましたが、復帰2戦目の香港ゴールドカップではブレイジングスピードを抑えての勝利。脚の状態は問題なさそうです。それにシャティンの2000mは得意な舞台です。期待したいです。

 パキスタンスターにも注目しています。この4歳馬はレースを重ねる毎に強さをましている感じがします。前走の香港ダービーでは2着に敗れはしましたが、素晴らしい末脚を見せてくれました。国際G1を勝てるクラスの馬だと思います。

 ネオリアリズムも良さそうですね。前走の中山記念は強い内容での勝利。それに香港のリーディングジョッキーのJ.モレイラが乗ることは大きいと思います。昨年末の香港マイルの時より良いレースを期待できます。

香港デイリーニュースレーシングブックレット(カメラマン)Lo Chun Kitさん

◎ワーザー
○ネオリアリズム
▲パキスタンスター

 ワーザーはドバイターフの招待状が届いていましたが、馬主さんが遠征によるリスクを考慮して、回避することになりました。国内に専念することで体力の消耗もなく、良いコンディションで臨めそうです。追い切りも見ましたが、状態は凄く良さそう。多くの香港の競馬ファンがワーザーの連覇を期待しています。

 ネオリアリズムも期待の一頭。昨年末に香港マイルへ出走した時、距離が1600mでは短いと思っていましたが、今回は2000mなのでベストだと思います。追い切りは昨年末より格段に良かった。一度、香港遠征をした経験が活きているのでしょう。楽しみな存在です。

 パキスタンスターは近2走の直線で凄い猛追を見せましたが、3冠馬・ラッパードラゴンまでは届かず連続して2着。スローペースの中を最後方から追走する展開面の不利があったかもしれませんが、あの末脚は脅威です。