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エネイブルが英オークス前哨戦快勝、デットーリ騎手も好感触

2017年05月11日 12:36

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 現地10日にチェスター競馬場で行われた準重賞チェシャーオークスを、L.デットーリ騎乗のエネイブルが1馬身3/4差で快勝。2着にR.ムーア騎乗の1番人気アルーリングリーが続き、3着はさらに9馬身離される結果となった。

 デットーリ騎手は「仕掛けてからがいいね。スピードの乗りが本当に良くて、(仕掛けたら)それでレースもお終いさ。彼女に長距離は問題ないばかりか、キレ味のあるステイヤーだよ」と英オークスに向け好感触を伝えた。

 エネイブルは前走の条件戦で同じアブドゥラ殿下が所有するシャッタースピードの3着に敗れており、結果を受けて大手ブックメーカーのパディーパワーはシャッタースピードの英オークス賭け率を6倍から3.5倍に引き上げ、エネイブルも25倍から12倍に切り上げた。

 ただ、レーシングマネージャーのT.グリムソープ氏は「エネイブルに1マイル半(2400m)は何ら問題ありませんが、シャッタースピードには疑問符が付きますね。血統的に不安があるので、来週のヨークに使う予定でいます」と、ヨーク競馬場で行われるムシドラステークスの内容次第で、シャッタースピードを仏オークスに使い分ける考えを明かしている。