現地25日にジーロン競馬場でG3ジーロンカップ（芝2400m）が行われ、単勝6番人気のヴァンジュールマスクが2番手追走から抜け出し重賞初制覇を飾った。

　0.1馬身差の2着に1番人気のガリックチーフテン、さらに0.75馬身差の3着にはバイオレートが入線した。

　ヴァンジュールマスクはフランスでデビューし、3歳時にはG1英セントレジャーでシンプルヴァーズの5着。その後にオーストラリアへ移籍して昨年8月の現地初戦から勝利に恵まれていなかったが、現地で初めて手にした白星がこの重賞タイトルとなった。

　なお、豪競馬メディアの『racing.com』によると、ヴァンジュールマスクはG1メルボルンカップ（11月7日）を目指しているものの、フルゲート24頭に対して25日時点での出走順位は25番手の除外対象。そのため、11月4日のG3ホッサムハンデキャップ（芝2500m）で実績の上積みを図るか、いわゆる残念メルボルンCとされる11月11日のG3クイーンエリザベスステークス（芝2600m）を待つことになりそうだという。