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ディープ産駒の英ダービー制覇ならず、ゴドルフィン所有のマサーが優勝

2018年06月03日 03:10

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 現地2日、ディープインパクト産駒のサクソンウォリアーがエプソム競馬場で行われた第239回G1英ダービー(芝12ハロン)に出走。二冠制覇へ圧倒的な1番人気を背負って中団の内ラチ沿いからレースを進めたものの直線で伸び切れず、勝ち馬から4馬身1/2差の4着に敗れた。

 優勝したのはサクソンウォリアーを外からマークしたゴドルフィンのマサー。同馬の前で直線に入ったディーエックスビーが粘って1馬身1/2差の2着、マサーの背後から追撃したロアリングライオンが3着に入った。

 マサーは前哨戦のG3クレイヴンステークスを圧勝して臨んだ前走の英2000ギニーで、1番人気の支持を集めながらサクソンウォリアーから1馬身3/4差の3着に敗れたが、5番人気タイまで評価を下げた最高の舞台で見事に巻き返した。

 同馬を所有するゴドルフィン、C.アップルビー調教師、W.ビュイック騎手はいずれも英ダービー初制覇。アップルビー師はレース直後に「まだ実感が湧かない。夢の中にいるようだ」と切り出すと、「モハメド殿下のために勝てて嬉しい。私にこの役割を与えてくれた。この仕事を始めた時から、ゴドルフィンブルーでダービーを勝つ最初の人物になりたいと常に言ってきたんだ」と感慨ひとしお。「最後の100ヤードは長かった!」と興奮とともに喜びをかみしめていた。

 また、ビュイック騎手は「本当に最高だよ!騎手になってからこの日をずっと夢見てきたんだ」と喜びを爆発。モハメド殿下も「最後の1ハロンは飛び跳ねていたよ」と勝利の余韻に浸っていた。