現地25日に英グッドウッド競馬場で行われたG2セレブレイションマイル（3歳以上、芝8ハロン）は、単勝1番人気のビートザバンクが直線の混戦をしぶとくこじ開け、叩き合いから1/2馬身抜け出して勝利した。

　2着争いは南アフリカでG1サンメット勝ちの実績馬ウイスキーバロンが、前走で独G1ダルマイヤー大賞2着のストーミーアンタークティックにアタマ差先着。前2年連続の2着から3度目の正直に挑んだゾンダーランドは4着に終わった。

　ビートザバンクは2走前のサマーマイルステークスに続く重賞4勝目。今季は前走のサセックスステークス5着をはじめクイーンアンステークス（6着）、ロッキンジステークス（12着）とG1ではひと息なものの、G2では力の違いを見せつけている。

　ビートザバンクを管理するA.ボールディング調教師は「終始スムーズではなかったからちょっと安心した。彼はいつもほど集中できていなかったし、コーナーで外を回らされた。ゴールまで素晴らしい仕事をしてくれたオイシン（マーフィー騎手）のおかげだよ」と殊勲の鞍上を称賛。「彼はG1で戦うに値するし、G2で斤量を負担するのもきつい。クイーンエリザベス2世ステークスがピッタリの目標だね」と10月のチャンピオンズデー参戦を明言した。