NEWS

ニュース

ニュース/コラム

アルファセントーリまさかの不発、ローレンスが愛G1メイトロンSで完封勝ち

2018年09月16日 12:00

  • 友だち追加数

 マイルG14連勝中のアルファセントーリが、現地15日に愛レパーズタウン競馬場で行われたG1メイトロンステークス(3歳以上牝馬、芝8ハロン)に出走。単勝1.3倍の圧倒的人気を集めて中団からレースを進めるも、逃げた仏オークス馬ローレンスを3/4馬身捕らえ切れず、まさかの2着に敗れた。さらに1馬身1/4差の3着にクレミーが続いている。

 今年の仏オークス馬ローレンスは、オークスの前哨戦のサンタラリ賞、2歳時のフィリーズマイルに続く通算4度目のG1制覇。前走は12ハロンのヨークシャーオークスで6着に完敗したが、英1000ギニー2着以来の8ハロンに距離を短縮してスピードと底力を生かし切った。

 ローレンスのK.バーク調教師は「指折りのパフォーマンスだったし、今のところ私のキャリアにおいてハイライトではないか」と大喜び。今回の参戦はオペラ賞前にある唯一の牝馬限定G1に使いたい馬主の意向が強かったことを明かした上で「彼がオペラ賞よりもサンチャリオットステークスを望まないとしたら驚きだね」と、次戦は10ハロンのオペラ賞ではなく8ハロンのサンチャリオットSへ予定変更したい考えを強調している。

 なお、まさかの敗戦となったアルファセントーリは、ゴール前でローレンスに半馬身まで詰め寄るも、バランスを崩すような格好になったことが最後に影響した。同馬を管理するJ.ハリントン調教師は「彼女はリードを奪いにいって歩様を乱したわね。何が起きたにせよ、歩様を乱して、それからまた最後まで伸びていたわ」とゴール前の出来事に言及。また、レース後の検査でアルファセントーリに異常が見つかったことを明かし、「今は(アルファセントーリに)アドレナリンが出ているから(健康状態について)判断できない」と困惑していた。