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愛2000ギニーはフェニックスオブスペインが完勝、今季初戦でトゥーダーンホットらを一蹴

2019年05月26日 11:40

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 G1愛2000ギニー(3歳牡・牝、芝8ハロン)が現地25日にカラ競馬場で行われ、首から半馬身ほどの差で馬群を先導した4番人気タイのフェニックスオブスペインが、中団馬群の外から捕らえにきた昨年のカルティエ賞2歳王者で1番人気タイのトゥーダーンホットを、残り1ハロン手前から突き放して3馬身差で完勝した。

 さらに1/2馬身差の3着にデクリプト(6番人気)が続き、英2000ギニー馬でトゥーダーンホットと1番人気を分け合ったマグナグリーシアは勝ち馬から5馬身余り離れた5着に終わった。

 ロペデヴェガ産駒のフェニックスオブスペインは昨年8月のG3エイコムステークスで重賞初制覇。次戦のG2シャンペンステークスでトゥーダーンホットに1馬身3/4差の2着、続くG1フューチュリティトロフィーではマグナグリーシアと叩き合いの末にアタマ差の惜敗を喫し、今回はそれ以来の3歳初戦だった。

 C.ヒルズ調教師によると、フェニックスオブスペインは1月に一頓挫あって調整に狂いが生じ、どうにか英2000ギニーに間に合わせたものの風邪の症状が出て回避していた。「ドンカスター(フューチュリティーT)では上手く行かないこともあった。後方の位置取りになってしまったし、もう少し今日のように乗れていれば勝っていたかもしれない」と雪辱を果たして胸を張ったヒルズ師。「数日様子を見たらロイヤルアスコット開催のセントジェームズパレス(ステークス)へ準備するつもりだ。その後は1マイル1/4(10ハロン)へ距離延長させるのを楽しみにしている。エクリプス(ステークス)にも登録しているからね」と中距離路線が視野にあることを明かした。

 また、2着に敗れたトゥーダーンホットのJ.ゴスデン調教師、この日は4着で英2000ギニーでは3着だったスカードゥのW.ハガス調教師は、ともに次戦をセントジェームズパレスSとコメントしている。