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マサーは復活ならず、陣営が現役引退を発表

2019年07月17日 10:49

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 昨年の英ダービー馬マサーの現役引退が決定し、同馬を管理するC.アップルビー調教師により発表された。

 ニューアプローチ産駒のマサーは昨年、ゴドルフィンのロイヤルブルーの勝負服を初の英ダービー制覇へと導いたものの、その後に脚部不安を発症して1年余り実戦から遠ざかることになった。先月にロイヤルアスコット開催のG2ハードウィックステークスで復帰を果たすと、発馬での躓きを克服して5着と地力を見せたが、先週のG2プリンセスオブウェールズステークスでは1番人気を裏切って最下位の6着。これを受けて関係者は引退を決断するに至った。

 アップルビー師は「モハメド殿下とじっくり話し合った末、マサーを引退させることにした」とコメント。「決して忘れることのない昨年6月のエプソムでの1日をはじめ、彼は我々に素晴らしい日々を与えてくれた」「彼が厩舎から去るのは淋しいが、我々は馬にとって正しいことをしなければならないし、彼が健康な状態で引退できて良かった」と心中を明かしている。