16日の香港ゴールドカップで2着に敗れたエグザルタント陣営が、ドバイ遠征の可能性について回避濃厚との考えを明かした。香港ジョッキークラブが現地18日付けで広報している。

　同馬を管理するA.クルーズ調教師は「彼は進境著しいけど、オーナーが過去にアブソリュートチャンピオンの海外遠征で苦い体験をしているから行かないだろうね。説得してみたが、前向きではないんだ。エグザルタントは彼の馬だし、決断を尊重するよ」と馬主の意向が強いことを打ち明けている。

　エグザルタントの馬主は2006年の香港スプリントを勝つなど、トップホースとして鳴らしたアブソリュートチャンピオンも所有していたが、同馬は2008年にシンガポールのクリスフライヤーインターナショナルスプリント遠征で事故死した。

　なお、クルーズ師はエグザルタントの今後についてクイーンエリザベス2世カップへ直行するとコメントしている。