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ハイランドリールの全弟ノーベルプライズ、愛G3バリーサックスSで重賞初制覇

2020年07月15日 13:21

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 現地12日に愛ダンドーク競馬場で行われたG3バリーサックスステークス(3歳、オールウェザー10.5ハロン)は、後続を離して飛ばした2番人気のノーベルプライズが直線で5番人気インディケイティブボートの追撃を受け、ゴールで首の上げ下げとなるもハナ差残して逃げ切った。

 圧倒的1番人気に推されたモナークオブエジプトは最後方から伸び切れず、1頭をかわしただけで5着に完敗した。

 ノーベルプライズはA.オブライエン調教師が管理するガリレオ産駒で、全兄にハイランドリールとアイダホ、ケープオブグッドホープを持つ超良血馬。昨年11月のデビュー3戦目に初勝利を挙げ、それ以来となった3歳初戦の前走はG2クイーンズヴァーズで勝ち馬から17馬身余りの5着に大敗していた。

 例年のバリーサックスSは英・愛ダービー戦線の前哨戦として行われているが、今年は新型コロナウイルスの影響により日程と開催条件を変更。欧州向けのケンタッキーダービー出走馬選定シリーズに組み込まれた。この勝利によってノーベルプライズは30点を獲得して欧州代表の座を手にしたものの、現時点でKYダービーに登録しておらず、陣営から何らかの言及もなされていない。