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伏兵ウェイバーンが勝負根性を発揮、差し返して米G3ゴッサムSを制す

2021年03月10日 11:50

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 現地6日、米アケダクト競馬場で行われたG3ゴッサムステークス(3歳、ダート8ハロン)は、6番人気のウェイバーンが2番手追走から最終コーナーで先頭をうかがうと、外から併せにきた3番人気クラウデッドトレードと直線一杯に叩き合い、最後に差し返してハナ差で勝利を収めた。

 1番人気のハイリーモティベーテッドは1馬身3/4差の3着に敗れ、2番人気のフリーダムファイターは逃げるもさらに3馬身後れて4着に終わった。

 ウェイバーンは2015年の三冠馬アメリカンファラオと同じパイオニアオブザナイル産駒でカナダの生まれ。昨年10月にベルモントパーク競馬場のダート6ハロンでデビューし、12月の3戦目にアケダクトのダート7ハロンで初勝利を挙げた。今回はそれ以来の3歳初戦で重賞初挑戦だった。

 ケンタッキーダービー指定ポイントレースのゴッサムSは近年の優勝馬からクラシックホースを輩出できていないが、かつてはセクレタリアト(1973年)やイージーゴア(1989年)が勝利。このレースでイージーゴアが記録した1分32秒40はトラックレコードとして現存している。