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パレスピアが英G1クイーンアンSも完勝、ロイヤルアスコット開催で2勝目

2021年06月16日 09:58

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 2021年のロイヤルアスコット開催は現地15日のG1クイーンアンステークス(4歳以上、芝8ハロン)で開幕。L.デットーリ騎乗の1番人気パレスピアが先頭から2馬身圏内を追走すると残り2ハロン地点で並び掛け、満を持しての仕掛けで堂々と押し切った。

 1馬身1/2差の2着に後方から勝ち馬に追いすがった3番人気のロペイフェルナンデス、さらに1馬身差の3着には5番人気のサーバスカーが続き、2番人気のオーダーオブオーストラリアは勝ち馬と道中並走するも勝負所から反応できず8着に沈んだ。

 パレスピアは前走のロッキンジステークスに続く通算4度目のG1制覇。ロイヤルアスコット開催では昨年のセントジェームズパレスステークスから2年連続の勝利となり、今季は無傷の3連勝としている。

 デットーリ騎手は「あまりペースが流れなかったから彼をいつもより前へ行かせた」「本当の意味で堅めの良馬場は彼にとって初めてだったから、どんなものかと思っていた。それでも、彼はベストマイラーであることをあらためて証明してくれたよ。彼が自分で先頭へ行ってくれたから楽なものだった」と快勝劇を振り返った。

 なお、J.ゴスデン調教師はパレスピアの今後について「彼のリラックスした道中を見れば距離延長も可能と思うものさ。英インターナショナルステークスに登録してあるが、サセックスステークスとジャックルマロワ賞にも登録があるのでオーナーに相談してみる」とコメントしている。