NEWS

ニュース

ニュース/コラム

英G1スプリントC、エマラーティアナが3年ぶりの重賞制覇

2021年09月05日 08:51

  • 友だち追加数

 英G1スプリントカップ(3歳以上、芝6ハロン)が現地4日にヘイドック競馬場で行われ、好スタートから3番手付近を手応え良く進んだ4番人気のエマラーティアナが、直後から追いすがる圧倒的人気のスターマンを短アタマ差振り切った。

 逃げ馬を3馬身ほど前に見ながら運んだエマラーティアナは、他馬が追い出されるのを尻目に残り2ハロンを切ってスパート。直後のスターマンを突き放して一時は1馬身余りのリードを築き、巻き返しを際どくしのいだ。さらに3/4馬身差の3着に7番人気のチルチルが続き、2番人気のクリエイティブフォースは勝ち馬の背後から伸び切れず6着に終わった。

 シャマーダル産駒の5歳セン馬エマラーティアナは2018年8月24日の2歳G2ジムクラックステークス以来となる2度目の重賞勝ちでG1初制覇。4歳の昨年夏以降に去勢手術と喉鳴りの手術を続けて受け、今年3月に復帰すると7戦目の前走はG1ナンソープステークスで2着と3年ぶりの重賞連対を果たしていた。

 エマラーティアナはブリーダーズカップターフスプリントの前売りで17倍をつけていたが、K.ライアン調教師は「行くべき所だと考えている」と、グラススリッパーズで制した昨年に続き連覇を狙う意向を明かしている。