現地10日、米キーンランド競馬場にてG1スピンスターステークス（3歳以上牝馬、ダート9ハロン）が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたレトルースカが逃げ切った。

　好スタートからハナに立ったレトルースカは、後続を2馬身以上離してレースをけん引。直線に入ってもしぶとく脚を伸ばし、2着のダンバーロードに1馬身3/4差の勝利を収めた。

　F.グティエレス厩舎のレトルースカはスーパーセイバー産駒の5歳馬。今年は7戦して3月のG2アゼリステークス2着以外は全て勝利しており、前走のパーソナルエンスンステークスなどG1レース4つを含む5連勝となった。

　なおこの勝利で11月のG1ブリーダーズカップディスタフの優先出走権を獲得したが、グティエレス調教師は牡馬混合のG1ブリーダーズカップクラシックへの出走の可能性を完全には否定しなかったと米競馬メディア『bloodhorse.com』は伝えている。