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ハリケーンレーンら実績馬が軒並み不発、英G3ジョンポーターSは波乱の決着

2023年04月23日 10:18

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 現地22日に英ニューベリー競馬場でG3ジョンポーターステークス(4歳以上、芝12ハロン)が行われ、G1レース3勝のハリケーンレーンが9カ月半ぶりに実戦復帰。単勝2.5倍の1番人気に推されるも、勝ち馬に18馬身余り離されて最下位の7着に大敗した。

 ハリケーンレーンは前後5、6馬身ほどの隊列の4番手と中心に位置し、手応え良く直線を迎えたものの、残り2ハロンからの追いくらべではひと脚使っただけで失速。最後はW.ビュイック騎手が追うのを止めてゴールした。

 ハリケーンレーンの内で並走した6番人気のグランドアライアンスが、直線で馬場の中央に持ち出された馬群の内から抜け出し、背後から追撃する7番人気のファーハンに2馬身1/4差をつけて快勝。クビ差の3着に前年の優勝馬で3番人気のマックスベガが続いている。

 昨年の英ゴールドカップ、2021年の英セントレジャーと英ダービーで2着がある2番人気のモジョスターは、ハリケーンレーンをマークして進むも勝ち馬から6馬身1/2差の4着、2021年の愛ダービーで2着のローンイーグル(4番人気)はさらにハナ差の5着に終わった。

 グランドアライアンスはC.フェローズ調教師が管理するチャーチル産駒の4歳セン馬で重賞初制覇。3歳の昨年は英ダービー(11着)から臨んだロイヤルアスコット開催のG2キングエドワード7世ステークスで短アタマ差の2着に惜敗していた。