現地7日、英ニューマーケット競馬場でG3ゴードンリチャーズステークス（芝10ハロン）が行われ、2年前の英ダービー馬アダイヤーが格の違いを見せつけた。

　僚馬のハイランドアベニューがペースを握るレースでアダイヤーは3番手からポジションを上げていき、早めに先頭に立つと2着のアンマートに2馬身半差の快勝を収めた。

　C.アップルビー厩舎のフランケル産駒アダイヤーは2021年の英ダービーとキングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスを連勝。その後は体調不良などで順調にレースを使えないことが多く、今回はキングジョージ以来の重賞制覇だった。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、アップルビー調教師は「次走はプリンスオブウェールズSの予定。シーズン前半は10ハロンのG1路線を狙っていく」とコメント。先日に復活勝利を挙げ、12ハロンの英G1コロネーションカップに向かう同世代の愛ダービー馬ハリケーンレーンと使い分けていく意向を示している。