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カラヴァッジオ産駒ポルタフォーチュナ、2歳牝馬の英G1チェヴァリーパークSを快勝

2023年10月01日 07:17

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 英ニューマーケット競馬場で現地9月30日に行われた2歳牝馬によるG1チェヴァリーパークステークス(芝6ハロン)は、逃げ馬の背後で2列目の好位につけたポルタフォーチュナ(2番人気タイ)が、ゴール前の追いくらべから抜け出して快勝した。

 逃げる4番人気チェリーブロッサムの背後で馬場の中央付近を進んだポルタフォーチュナは、手応え良く先頭に並び掛けると鞍上のO.マーフィー騎手が残り2ハロンで満を持しての仕掛け。最後の100ヤードから1馬身半抜け出した。

 最後方から追い込む9番人気のパールズアンドルビーズが、逃げ馬と並走から粘り込む5番人気セイクリッドエンジェルとの2着争いをアタマ差で制し、1番人気のジャスナズシークレットは勝ち馬の背後から伸びを欠き9着に沈んだ。

 D.オブライエン調教師が管理するポルタフォーチュナはアグリと同じカラヴァッジオ産駒で、母の1歳下の叔父には豪州で活躍するニューメリアンがいる。ロイヤルアスコット開催のG3アルバニーステークスまでデビュー3連勝後、フェニックスステークス(2着)、モイグレアスタッドステークス(3着)とG1で連敗したが、今回のG1初制覇で重賞3勝目とした。

 英競馬メディア『attheraces.com』などによると、オブライエン師はロイヤルアスコット開催以来の堅良馬場を主な勝因に挙げ、ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフに遠征の可能性があることを明かしている。