現地22日、仏サンクルー競馬場でG1クリテリウムドサンクルー（2歳牡馬・牝馬、芝2000m）が行われ、C.スミヨン騎乗のロサンゼルスが接戦を制した。

　中段からレースを進めたロサンゼルスは第4コーナーで外ラチ沿いに進路を取ってスパート。2番人気のアイランドインザストリームと馬体を併せて上がっていき、この競り合いをクビ差で制した。3着は1番人気だったイリノイがさらに3/4馬身差で続いた。

　A.オブライエン厩舎のロサンゼルスはキャメロット産駒で、デビュー2連勝でのG1初制覇。ダンシリ産駒の母は未出走だが、おばには仏G3メシドール賞を勝ったインパルシフがいる。

　また、この勝利で大手ブックメーカーの『コーラル』と『パディパワー』は来年の英ダービーでのオッズを21倍までカット。ただし当レースの勝ち馬は2016年のヴァルトガイスト（後の凱旋門賞馬）以降はパッとせず、ここ5年の優勝馬でその後に勝利を重ねたのは愛G3バリーローンステークスなどを制したギアアップ（2020年）しかいない。