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英クラシック占う2歳G1フューチュリティT、アンシエントウィズダムが勝負根性を披露

2023年10月29日 08:21

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 来年の英クラシック戦線を占う2歳G1フューチュリティトロフィー(セン馬不可、芝8ハロン)が現地28日にドンカスター競馬場で行われ、1番人気のアンシエントウィズダムがラストスパートで一時は後れを取るも、しぶとく巻き返して2着のデビルズポイント(5番人気)に1馬身3/4差をつける逆転勝ちを飾った。

 アンシエントウィズダムは前後4馬身ほどの一団で進む7頭を先頭でわずかにリード。残り3ハロンから各馬がスパートすると反応の差で後れを取り、3番人気ダンシングジェミニとデビルズポイントに半馬身ほど前に出られてしまう。しかし、徐々に加速がつくと最後の1ハロンで先頭を奪い返し、一杯になったライバルたちを突き放してゴールした。

 出遅れた4番人気ゴッズウィンドウがデビルズポイントからアタマ差の3着に続き、ダンシングジェミニは5着まで後退。2番人気のディエゴヴェラスケスは勝ち馬の背後から伸び切れず6着に沈んだ。なお、バトルクライはゲート入りの際に暴れて競走除外となっている。

 ゴドルフィンが所有し、C.アップルビー調教師が管理するドバウィ産駒のアンシエントウィズダムは、2週前のG3オータムステークスから重賞連勝でG1初制覇。この一戦には追加登録で臨んでいた。また、W.ビュイック騎手はフューチュリティトロフィー初勝利としている。

 英競馬メディア『attheraces.com』などによると、アップルビー厩舎のA.メリアム助手は「我々はエイダン・オブライエン調教師の馬(除外になったバトルクライ)を追い掛けることになると思っていたから、先頭を走るプランBになったけど、ウィル(ビュイック騎手)が上手く乗ってくれた。長い距離を競っていたがウィルはパニックにならなかった。彼はギアを上げるのに少し時間がかかったけど、一旦回りはじめればいい感じだったと言っていたよ」とコメントしている。