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豪G1SAダービー、連闘の牝馬ココサンが好位差しで快勝

2024年05月05日 10:57

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 G1サウスオーストラリアンダービー(3歳、芝2500m)が現地4日にモーフェットヴィル競馬場で16頭により争われ、J.カー騎乗の2番人気ココサンが逃げ馬の背後をキープすると、直線では大きく開いた内から労せず抜け出して快勝した。

 ゲートを決めたココサンは逃げ馬の直後で3番手をキープ。第3コーナーで外から後続が押し上げてもカー騎手は慌てずに脚を溜め続け、最終コーナーで逃げ馬が空けた内のスペースから難なく抜け出した。

 後方3番手で中間点を通過したD.レーン騎乗の3番人気ウォーモンガーが大外から1.3馬身差の2着に追い上げ、さらに0.7馬身差の3着には9番人気のエアアサルトが逃げ粘った。1番人気のアフリリはウォーモンガーの内に並ぶようにして後方2番手追走も5着に敗れている。

 ココサンはT&C.マカヴォイ調教師が管理するジオータムサン産駒の牝馬で今回が重賞初制覇。1週前のオーストララシアンオークス(芝2000m)では勝ち馬に0.2馬身差の3着に惜敗していたが、牡馬相手の距離延長で連闘策を実らせた。

 カー騎手は「父母や家族、私を支えてくれた全ての人たちの前でアデレードのG1を勝つことを最も求めていた」と故郷のアデレード地区でのG1初制覇を喜んだ。また、豪競馬メディア『racing.com』は、T.マカヴォイ師がココサンを1カ月後のクイーンズランドオークスに出走させる意向であることを報じている。