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【ジャックルマロワ賞】馬主変更、種牡馬入り発表、伝説の勝負服「70年代にタイムスリップ」

2025年08月19日 12:55

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<ジャックルマロワ賞>◇17日=ドーヴィル(フランス)◇G1◇芝直線1600メートル◇3歳上◇出走10頭

 ドラマチックな結末になった-。日本国内のオッズでは10頭立て8番人気だったアイルランドのディエゴヴェラスケス(牡4、A・オブライエン)がドラマチックな勝利を挙げた。

 フランケル産駒の同馬は週初めにオーナーの変更が報じられたばかり。クールモア創設に携わった名門サングスター家(サドラーズウェルズ、エルグランセニョール、ザミンストレルなど数々の名馬を所有)のサム・サングスター氏が権利を購入し、引き続きエイダン・オブライエン厩舎で走ること、今シーズン限りで現役を引退すること、そして、英国のナショナルスタッドで種牡馬入りすることが報じられていた。

 この日はスミヨン騎手が緑と青のサングスター家の勝負服を着用して出走。日本国内では8番人気、英国のブックメーカーのオッズも7番人気の低評価だった。レーシングポスト電子版は「競馬の世界では歴史が繰り返されるものです。バリードイルで調教され、サングスター家の伝説的なエメラルドグリーンとブルーの勝負服をまとい、ヨーロッパの大事なG1の1つで勝利しました。ドーヴィルは1970年代、80年代にタイムスリップしました」と伝えている。

 ディエゴヴェラスケスは父がフランケル、母がスウィープステイク。オーストラリア産駒の半兄ブルームはキーファーズがクールモアと共同所有し、21年のサンクルー大賞を制覇。秋には凱旋門賞(11着)、ジャパンC(11着)に出走している。陣営は秋の最大目標に米国のBCマイル(G1、芝1600メートル、11月1日=デルマー)を挙げている。

出典:日刊スポーツ