「世界の矢作」が2日連続の落札だ－。フランスのドーヴィルで17日、アルカナ社8月（オーガスト）1歳セールの2日目が行われ、矢作芳人調教師（64）が父がフランケル、母が22年の仏1000ギニー覇者マングスティーヌという血統の牡馬を落札した。落札額は50万ユーロ（約8500万円）。近親には12年のBCジュヴェナイルフィリーズターフ、13年の仏1000ギニーを制したフロティラがいる。

　母のマングスティーヌは矢作厩舎がエントシャイデンを出走させた22年のフォレ賞でともに走った縁がある（エントシャイデン3着、マングスティーヌ8着）。

　今年のアルカナ社8月1歳セールは16～18日の3日間。初日は100万ユーロを超えた落札馬はいなかったが、2日目は2頭誕生した。父シユーニ、母ライトニングパールで近親にサトノクラウンという血統の牡馬が125万ユーロ（約2億1300万円）、父ウートンバセット、母ハイセレブリティ、3代母サーフサイド、4代母フランダースという血統の牡馬が230万ユーロ（約3億9000万円）で落札されている。

出典：日刊スポーツ