米国最強馬の初年度産駒を爆買い「フライトラインがどんどん日本に…」/キーンランド9月セール
2025年09月10日 17:25

ダート最強馬の初年度産駒を“爆買い”だ-。9日、米国を代表する1歳馬のセール、キーンランド・セプテンバーセールの2日目(セッション2)が行われた。初日に続き、日本の競馬関係者の落札があった。
初日、2日目で目立ったのは、「現1歳が初年度産駒」の新種牡馬フライトライン産駒の“爆買い”だ。初日は坂口直大オーナーが2頭を落札。2日目は中内田師、社台ファーム、吉沢ステーブル、ビッグレッドファームが同産駒を落札し、2日間で少なくとも6頭のフライトライン産駒を日本の競馬関係者が落札したことになる。
社台ファームが落札したのは上場番号220番(牝1、母ウインザウォー)で45万ドル。吉沢ステーブルは同319番(牡1、母エキゾチックウェスト)を105万ドル、ビッグレッドファームは同326番(牝1、母ファレル)を47万5000ドルで落札した。
近年の米国競馬で最強馬の呼び声が高いフライトラインは18年生まれのタピット産駒。現役時代の戦績は6戦無敗(G1・4勝)。22年のパシフィッククラシックでは2着カントリーグラマー(同年のドバイワールドC覇者)に19馬身超の大差をつけ、ラストランのBCクラシックも2着以下を8馬身以上ちぎって有終の美を飾った。
初年度産駒は昨年、日本のセレクトセール当歳部門に登場。昨年11月には米国のキーンランド・ノベンバーセールで矢作師(落札者は株式会社ジェイエス)が母シャンパンレディの当歳馬を落札している。矢作師が落札した馬はすでに来日。DMMバヌーシーで出資を募集され、その好馬体が話題となっている。
開催中のキーンランド・セプテンバーセールでフライトライン産駒の落札が目立っていることについて、X(旧ツイッター)では「フライトライン旋風きてるな」「フライトライン産駒がどんどん日本にやってくる」「毎日フライトライン産駒の話題でもちきり」「みんな大好きだな、フライトライン」「フライトライン産駒、どこかで出資したいなあ」と盛り上がりを見せている。