現地6日に米デルマー競馬場で行われたG2ジョンCメイビーステークスで米移籍後初の重賞制覇を果たした南アフリカ生まれの牝馬ギミーアナザーは、11月1日のブリーダーズカップフィリー＆メアターフに直行する予定であることが分かった。米競馬メディア『Daily Racing Form』が報じている。

　ギミーアナザーは南アフリカでG1を2勝するなど重賞を5勝して米国のG.モーション厩舎へ移籍。今年は6月のG1ニューヨークステークスこそ7着と崩れたがG2以下の3戦はいずれも2着と善戦し、ジョンCメイビーSでは好位抜け出しから1馬身1/4差で快勝した。

　モーション調教師は「本番まで出走はしない。彼女は休み明けでいい走りを見せてきた」とコメント。南アフリカでは8ハロンから9ハロンを走っていたギミーアナザーにとって11ハロンのBCフィリー＆メアターフは未知の距離になるが、同師は「（南アフリカの）マイク・デコック調教師と話し合った結果、彼女は11ハロンを走れると感じている。（BC開催地の）デルマーの馬場もうまくこなしたし、距離延長は問題にならいだろう」と話している。