2強不在のペンシルベニアダービー、バエザとゴスジャーが悲願のG1初制覇狙う
2025年09月20日 12:54

今年の米クラシック戦線で善戦を続けてきたバエザが、悲願のG1初制覇がかかる現地20日のペンシルベニアダービーで10頭立ての8番枠に入った。
J.シレフス厩舎のマッキンジー産駒バエザは4月のG1サンタアニタダービーで2着。G1ケンタッキーダービーとG1ベルモントステークスはいずれも3着で、前走のG2ジムダンディステークスも2着。一連のレースではソヴリンティとジャーナリズムの3歳2強にしか先着を許していない。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、シレフス調教師はバエザの好調ぶりをアピール。「いったんルーティーンに入れば大丈夫。バエザはさまざまなコースに対応できる。このレースの勝利にはG1制覇、賞金100万ドルなど多くのものがかかっている」と意気込んでいる。
G1プリークネスステークスとG1ハスケルステークスでいずれもジャーナリズムの2着だったゴスジャーは9番枠に。B.ウォルシュ調教師は「そろそろ1勝してもいいだろう」とこちらもG1初制覇に自信を見せており、「ここ2戦とも本当に素晴らしいレースだった。デビューからわずか5戦だが、一度も2着以内を外したことがない。今回は彼にとって良い条件。スピードも十分で、ハスケルSと似たような展開になりそうだ」と語った。