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フランスから豪州移籍のサーデリウス、アンダーウッドSで待望のG1初制覇

2025年09月21日 10:23

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 豪G1アンダーウッドステークス(3歳以上、芝1800m)が現地20日にコーフィールド競馬場で行われ、先頭から5馬身ほどの5番手を追走した1番人気のサーデリウスが、連覇を狙う2番人気バッカルーとの叩き合いに0.46馬身差で競り勝った。

 サーデリウスは序盤の4番手から中盤では内の3番人気モイラに譲って5番手に控え、最終コーナーに向かってピッチが上がりはじめると後方3番手からバッカルーが一気に進出。馬群の外から捲るようにして直線の残り200mでは体半分ほど前に出たが、そこからサーデリウスが巻き返してゴールでは反対に半馬身ほどの差をつけた。

 さらに0.02馬身差の3着には2番手追走のゴールデンパス(6番人気タイ)が粘り込み、モイラは直線で伸び切れずさらに3.5馬身差の4着に終わった。

 G.ウォーターハウス&A.ボット調教師が管理するフランケル産駒のサーデリウスは、移籍前のフランスでG3リス賞勝ちやパリ大賞3着など活躍。豪州移籍後は5月に初戦のG3チェアマンズハンデキャップを勝っており、今回のG1初制覇で通算3度目の重賞勝ちとした。

 豪競馬メディア『racing.com』のインタビューに答えたウォーターハウス師は、かつて自身が管理して2013年のメルボルンカップを制したフィオレンテとサーデリウスを比較して非常に似ているとし、今後はマイトアンドパワーからコックスプレート、そしてメルボルンCと進ませるプランを明かしている。