昨年6月のG2ハードウィックステークスでゴリアットを一蹴するも、直後に負傷して1年余り休養していたアイルオブジュラが、現地26日にニューマーケット競馬場のリステッド（ゴドルフィンステークス）でいよいよ復帰する。

　当初、アイルオブジュラは6日のG3セプテンバーステークスで復帰の見通しと報じられていたが、英競馬メディア『racingtv.com』などによるとG.スコット調教師は「素晴らしい準備ができたし、彼は万事整っていてハッピーな感じだよ」「彼は決して活発な働き者という訳ではなく、まさに職人的だが、再始動させるにあたって正しい兆候が見えてきた」「この時期の馬場状態がどうなるか少し心配していたけど、完ぺきで何ら問題ない、本当にナイスな馬場になりそうだ」と自信をにじませた。

　すでにオーナーたちの母国であるバーレーンで三冠を達成しているアイルオブジュラは、この後にバーレーンインターナショナルトロフィーを視野に入れている。ただし、スコット師は「彼がしっかりと走り切って元気に帰ってくるのを見たいだけだ。それからプログラムを構築することができる」「計画としてはバーレーンインターナショナルだが、まずはこのレースを無事に終えることが最優先だ」と緊張感も漂わせている。