引退撤回のプライドオブジェニ、トレジャーザモーメントの10連勝を阻止
2025年09月27日 11:21

現地26日、豪ムーニーバレー競馬場でG2ジョンF.フィーハンステークス(芝1600m)が行われ、引退を撤回して現役続行のプライドオブジェニがトレジャーザモーメントの10連勝を阻止して健在をアピールした。
6頭立てのレースはプライドオブジェニがハナを奪い、2番手のトレジャーザモーメントを大きく離して単騎逃げに。各馬が仕掛け始めたコーナーで差が縮まっていくが残り200メートルを切った直線に入っても両雄の差は2馬身ほどあり、最後まで並ぶことを許さなかったプライドオブジェニが1.75馬身差で逃げ切った。
オーストラリアンオークスなどG1での4勝を含む9連勝中だったトレジャーザモーメントは約1年ぶりの黒星で連勝ストップ。勝ち馬から5.5馬身差の3着にはアトリションが入り、実績馬トムキトゥンは見せ場なく4着に終わった。
C.マー厩舎のプライドオブジェニはプライドオブドバイ産駒の8歳牝馬。2023/24シーズンの豪州年度代表馬に輝くなどマイル・中距離戦線で活躍した。昨年11月と今年6月にそれぞれ引退を表明したがいずれも撤回して現役にとどまり、2度のジャンプアウトを経て臨んだここで衰え知らずの実力をあらためて証明してみせた。