現地26日、英ニューマーケット競馬場でG2ジョエルステークス（芝8ハロン）が行われ、C.リー騎乗のゼウスオリンピオスがデビューからの連勝を4に伸ばした。

　ゼウスオリンピオスは序盤で活きたがるそぶりを見せたが、リー騎手が逃げ馬の後ろで何とかなだめて馬群の中ほどで待機。勝負どころではラチ沿いに進路を取ってスパートし、残り1ハロン付近で先頭まで突き抜けると、そのまま1番人気のオペラバッロに2馬身1/4差をつけてゴールした。

　K.バーク厩舎のゼウスオリンピオスはナイトオブサンダー産駒の3歳馬。1月のデビュー勝ち後は長期休養に入ったが、8月に復帰すると9月の英G3スペリオールマイルで重賞初制覇。今回も危なげなく勝利して無敗をキープした。

　英競馬メディア『At The Races』によると、10月の英G1クイーンエリザベス2世ステークスへの追加登録を検討するかと問われたバーク調教師は、「オバイド殿下と相談する必要がある」と返答。「殿下にはロザリオンがいるし、2頭が競り合うとは思えない。ゼウスオリンピオスは来年に向けての馬だとかねてから言ってきた」「来年はロッキンジステークスを目標として、そこから進んでいくつもりだ」と語った。