NZハウデンインシュアランスマイル、ワイタクが2シーズンぶりのG1制覇
2025年09月28日 09:03

ニュージーランドのテラパ競馬場で現地27日に行われたG1ハウデンインシュアランスマイル(芝1600m)は、10番手で中間点を通過した5番人気のワイタクが直線でしぶとく末脚を伸ばし、2番手から粘り込む1番人気のラクリックをゴール寸前で差し切った(0.5馬身差)。
大外の14番枠から出たワイタクは序盤から後方を追走し、残り600m付近から馬群の外を回って進出。直線では背後の8番人気レディースマンを引き連れて末脚を伸ばし、2番手追走から押し切り態勢のラクリックを差し切った。
1.3馬身差の3着にレディースマンが続き、2番人気のレガルトは好位の一角を追走も橋詰大央騎乗の6番人気スターリングエクスプレスに競り負け、勝ち馬から2.4馬身差の5着に終わった。
L.オサリバン&A.スコット調教師が管理するワイタクはプロワジール産駒の6歳セン馬。2024年の元旦にレイルウェイハンデキャップでG1初制覇を飾ったのを最後に白星から遠ざかっていたが、今年の3月にG2で1年2カ月ぶりの勝利を手にすると次戦もG2を連勝してシーズンを終え、今シーズン2戦目で通算4度目の重賞制覇と軌道に乗ってきた。
ニュージーランド競馬公式の『loveracing.nz』が紹介したコメントで、スコット師は「彼をあまりレースに使ってこなかったし6歳になったばかりだ。我々はシーズンの初めに今年は彼のベストイヤーになると言ったんだよ。ここ数年、彼にとって上手くいったことはほとんどなかった。勢いに乗っていければね」と今季への期待を明かし、次走に10月18日のG1リヴァモルクラシックを挙げた。