良馬場を見込んで現地5日の仏G1凱旋門賞に臨む予定だったジアヴェロットの陣営が、レース当日前に雨が降るという天気予報を受けて出走にためらいを見せているようだ。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

　昨年末にG1香港ヴァーズを制したジアヴェロットは、前走の英G3セプテンバーステークスでカルパナを下して勝利。凱旋門賞には良馬場が期待できる前提で登録していたが、M.ボッティ調教師は「金曜日から土曜日にかけて雨予報が出ているので、基本的に出走は難しいだろう」「軟らかい馬場で走るのは気が進まない」と話している。

　同師は凱旋門賞への出走可否はオーナー次第としつつ、「12月の香港ヴァーズが長期計画のメインターゲットだ。凱旋門賞は馬場がよくなりそうだからという、いわばバックアッププランだった」とも語り、「今ではすべてが変わってしまった。私たちが望んでいたものとは違う」と続けた。