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モーリス産駒マズ、ジ・エベレストに3度目の挑戦決定

2025年10月14日 16:33

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 豪州を拠点に競馬事業を展開しているユーロンインベストメンツは現地13日、芝レースとしては世界最高額となる賞金総額2000万豪ドル(約19億8000万円)を誇る豪G1ジ・エベレスト(10月18日)で所有する出走枠にモーリス産駒のマズを抜てきしたことを発表した。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

 ユーロンは当初、今年3月のG1ザギャラクシーをデビュー5連勝で制したプライベートハリーをジ・エベレストに送り出す予定だったが、同馬は9月下旬のG2ザショーツで5着に終わった後、先週に脚を故障して出走を断念した。

 モーリス産駒の7歳セン馬マズはトリプルクラウンシンジケーションズの所有馬。2022年5月にドゥームベン10000でG1初制覇を果たし、今年4月にはG3ホールマークステークスを連覇。ザショーツは4着だった。ジ・エベレストは3回目の挑戦で、22年は3着と善戦し、23年は11着に沈んだ。

 トリプルクラウンシンジケーションズは2017年と18年にレッドゼルでジ・エベレストを連覇したが、当時もユーロンの所属馬としての出走だった。ユーロンのS.フェアグレイ最高執行責任者(COO)は「プライベートハリーの出走断念は残念だったが、この時期にマズのような経験豊富なスプリンターを確保できたことは大きなボーナスだ」とコメント。「再びトリプルクラウンシンジケーションズと提携してジ・エベレストに挑戦できることを大変うれしく思う」と語った。