3度目の対決へ本気だ－。英チャンピオンS（G1、芝1990メートル、18日＝アスコット）へ向けた追加登録が13日に締め切られ、現在世界ランク首位に立つ英国のオンブズマン（牡4、J＆T・ゴスデン）陣営が7万5000ポンド（約1570万円）の追加登録料を払って、ペースメーカーの追加登録を行った。

　追加登録されたのはデビルズアドボケイト（セン3、J＆T・ゴスデン）。同じゴスデン厩舎で、同じゴドルフィンの所有馬。レーシングポスト電子版によると、父のジョン・ゴスデン師と共同管理するタディ・ゴスデン調教師は「ペースメーカーとして、デビルズアドボケイトを投入します。彼は最近の調教でオンブズマンを先導しています。オンブズマンは状態がいいし、ヨーク（英チャンピオンS）以来でフレッシュですよ」とコメントしている。

　今年の英チャンピオンSはオンブズマン、ドラクロワの今年3度目の対決に注目が集まっている。初対戦だったエクリプスSはドラクロワが鮮やかな差し切りを決め、英インターナショナルSはペースメーカーのバーキャッスルを追加登録したオンブズマンが圧勝した。オンブズマンが参戦を見送った愛チャンピオンSはドラクロワが完勝。今回はドラクロワ陣営がラストランであることを明言しており、最後の対決になる。

　2頭だけでなく、フランスからはキングジョージ6世＆クイーンエリザベスS覇者のカランダガンも参戦。5月のG3ブリガディアジェラードSでオンブズマンを破っているアルマカムも凱旋門賞参戦を自重し、ここに備えてきた。昨年1番人気で敗れたエコノミクスも1年ぶりの復帰戦に挑む。14日時点の登録馬は15頭で、エイダン・オブライエン厩舎はドラクロワを含む5頭の名前を残している。

　英チャンピオンSは総賞金130万ポンド（約2億7200万円）で、1着賞金は73万7230ポンド。16日に出馬投票が締め切られ、出走馬と枠順が確定する。

出典：日刊スポーツ