ヨハネスはBCマイルがラストラン、クレイボーンファームで種牡馬入り
2025年10月29日 12:30
ブリーダーズカップマイルに出走予定のヨハネスが昨年2着の雪辱を期す今回で引退し、種牡馬入りすることが繋養先となるクレイボーンファームにより発表された。米競馬メディア『bloodhorse.com』などが報じている。
ナイキスト産駒のヨハネスは前走まで15戦9勝。11カ月の休養から復帰した4歳の昨年は初戦のG3アメリカンステークスで重賞初制覇を飾ると、次戦のG1シューメーカーマイルステークスなど重賞4連勝でBCマイルに挑み2着に善戦した。その後は12月に重賞勝ちとするも、骨挫傷により5歳の今年は夏まで始動が遅れ、9月の前走でG2シティオブホープマイルステークスを連覇してBCマイルの優先出走権を手にしている。
T.ヤクティーン調教師によると、ヨハネスは3歳5月のG2アメリカンターフステークスで重賞初挑戦後に骨挫傷を発症したため、長期休養を与えたところ昨年の連勝につながったと解説。しかし、その後に再び骨挫傷の兆候を感じたことから、診断を重ねた上で今年の夏まで時間を与えたと、これまでの歩みを振り返った。
「骨挫傷は以前の症状から進行していなかったら(回復に)あまり時間を必要としなかった。スキャン検査をクリアしたら彼と前に進み、中断した所から再開するように努力できたんだ」「このような状況を早期に発見できるのだから、今日の我々は非常に恵まれているよ」と、骨挫傷はすでに何の心配もないとしている。
また、復帰初戦のG1フォースターデイヴステークスで9着に敗れたことに関して、ヤクティーン師は流れがかみ合わなかったと不問の考え。「そうしたことは忘れて前進する必要がある。幸いにも彼は素晴らしい状態に回復して、非常にダイナミックなレースをした」と前走の勝利を評価している。
