豪ゴールデンイーグルのパンジャタワーは5着、無敗のオータムグローが完勝
2025年11月02日 10:15
豪ランドウィック競馬場で現地1日に行われたゴールデンイーグル(4歳、芝1500m)は、好発から中団に控えた1番人気のオータムグローが馬群の外から直線に入り、1列前から抜け出す構えの6番人気セパルスを残り100mでねじ伏せ完勝した(1.25馬身差)。
抜群のスタートからじっくりと中団に構えたオータムグローは、中間点付近から馬群の外に出す安全策。直線入口では1列前のセパルスが馬群の中からロスを小さく抜け出そうとするも、オータムグローのJ.マクドナルド騎手は素早く馬体を寄せると手綱を力強くしごいてセパルスをねじ伏せ、そのままノーステッキでゴールを駆け抜けた。
さらに0.39馬身差の3着に2馬身ほど後ろで勝ち馬をマークした4番人気のエヴァポレイトが入線。日本から遠征したパンジャタワー(3番人気)は遅れ気味のゲートから中団に位置を回復し、2着馬の内に接近して直線に入るも進路を探すなどのロスがあり、追い上げ及ばず勝ち馬から2.6馬身差の5着に終わった。
C.ウォーラー調教師が管理するオータムグローはジオータムサン(父リダウツチョイス)産駒の牝馬。この勝利で1着賞金525万豪ドル(約5億3000万円)を手にするとともに、デビューから続く連勝を8に伸ばした。
豪競馬メディア『racenet.com.au』によると、オータムグローのマクドナルド騎手は「彼女は(道中で)“オー、ララ”という気分にしてくれたし、まだベストの彼女も見たことがない。本当に信じられないよ」「重い馬場のおかげで今日の彼女はレースだと分かっていた。彼女にとって、あの馬場は本当に試練だった」「しっかり勝つためには、それなりの乗り方をしなければなからなかったけど、彼女は十分すぎるほどだったよ」と完勝劇を振り返った。
なお、ウォーラー師は今後のオータムグローについて明言していないものの、マクドナルド騎手は「(ウォーラー師は)天才だし、上手くやり遂げるさ。どうしたらいいとか僕が言う必要はない。でも、コックスプレートで彼女に会いたいね」と1年後の大舞台へ手応えを口にしている。
