【BCクラシック】フォーエバーヤング、米国競馬の最高峰を制す歴史的勝利!
2025年11月02日 10:17
アメリカ競馬の最高峰、G1ブリーダーズカップクラシック(3歳以上、ダート10ハロン)に日本から参戦したフォーエバーヤングが快勝。好位追走から直線入口で先頭に抜け出し、連覇を狙う2番人気シエラレオーネの追撃を1/2馬身差に封じて日本競馬史に不滅の金字塔を打ち立てた。
昨年3着の雪辱へ1番人気に推されたフォーエバーヤングは、激しい先行争いも予想された序盤のポジション争いで果敢に先行。シエラレオーネのペースメーカーとして出走したコントラリーシンキングがハナを切るも抑えて逃げたため、最内枠のフィアースネス(3番人気)に横づけして封じ込めながら手応え良く2、3番手を追走した。
ペースが上がらずシエラレオーネら後方待機組も早めに進出をはじめ、第3コーナーでは9頭が一団。フォーエバーヤングはマインドフレームが外から被せにくると譲らずピッチを上げ、突き放して先頭に入る。背後のスペースからフィアースネスが外に切り替えて追いすがるも、末脚を伸ばすシエラレオーネに直線半ばで捕まり万事休す。なお伸びるシエラレオーネにフォーエバーヤングも背後を脅かされたが、これを懸命に堪えてリードを守り切った。
さらに1馬身差の3着にフィアースネスが続き、4着のジャーナリズム以下、9着まで人気順通りという日本競馬界にとって歴史的なレースは極めて稀な決着となった。
矢作芳人調教師が管理するリアルスティール産駒のフォーエバーヤングは昨年の東京大賞典、今年のサウジカップに続く3度目のG1制覇。アメリカでは昨年のケンタッキーダービーとBCクラシックでシエラレオーネに屈していたが、三度目の直接対決で雪辱を果たし、世界の頂を制した。
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