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【BCフィリー&メアターフ】仏オークス馬ゲゾラが地元のエースを貫禄の差し切り

2025年11月02日 14:08

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 現地1日、米G1ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(3歳以上牝馬、芝11ハロン)がデルマー競馬場で行われ、中団追走の3番人気ゲゾラが先団を射程圏に入れて直線を迎えると、2番手から抜け出して押し切る構えの1番人気シーフィールズプリティをゴール前で差し切った(1/2馬身差)。

 ゲートを決めたゲゾラはM.バルザローナ騎手に軽く促されて好位勢の後ろにつくと、流れに合わせて2周目の向正面を先頭から5、6馬身差の5番手で通過。第3コーナーから前方との距離を詰めはじめ、手応え良く直線に向かうシーフィールズプリティの3馬身ほど後方から追撃態勢に入った。

 ゲゾラは鞍上のアクションに応えて末脚を伸ばすと、直線半ばからスピードが落ちはじめたシーフィールズプリティをゴール前で差し切り。さらに3/4馬身差の3着には道中でゲゾラをマークしていたダイアモンドレインが続いた。

 フランスのF.グラファール調教師が管理するゲゾラはアルマンゾル産駒の3歳馬で、今回は仏オークス以来となる2度目のG1制覇(重賞4勝目)。グラファール師にとってはBC開催での初勝利で、シーズン13度目のG1勝ちはA.ファーブル調教師のフランス記録に並んだ。

 BCを中継した『NBC』は、グラファール師が「アメージングだ。彼女は本当に素晴らしい。このようなコースでレースに勝つために、私は彼らを適切に訓練しているだろうかと自問していたんだ。勝つために3頭を要したからね」と歓喜する様子を報じている。

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