ユーロンインベストメンツがオーストラリアで所有する強豪牝馬のトレジャーザモーメントとマジックタイムが、来春の英ロイヤルアスコット開催に遠征する可能性があるようだ。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

　これはユーロンのS.フェアグレイ氏がポッドキャストの番組で明らかにしたもの。同氏はG1ヴィクトリアレーシングクラブステークスで2着だったマジックタイムについて「ダイアモンドジュビリーステークスのようなレースのためにアスコット競馬場に連れていく可能性がある」とコメント。

　さらに遠征の最終決定前にオーストラリアの秋シーズンでもう一戦する予定だと明かし、「秋に彼女の状態を見て、そこから計画を立てていく」「アスコット以外でも、ジュライカップのようなレースも彼女には合っているかもしれない」と続けた。

　直近3戦でコックスプレート3着などG1での善戦止まりが続いているトレジャーザモーメントについては、来年か2027年にマイルG1のクイーンアンステークスに参戦させたい意向。「オーナーは世界情勢を熟知しており、ヨーロッパ、香港、日本、米国で馬を走らせたいと思っている」と語った。