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「忘れることはできません」米国西海岸に拠点を移したイタリア人騎手が日本馬への感謝を語る

2025年11月20日 17:00

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 香港ジョッキークラブは20日、来月10日にハッピーバレー競馬場で行われる「インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ」に出場するウンベルト・リスポリ騎手(37)のインタビューを公式ニュースで伝えた。

 イタリア出身のリスポリ騎手は日本にも短期免許で来日経験があり、香港を拠点に騎乗した後、現在は米西海岸に拠点を移している。今回は米国代表としての出場になり、「米国は(私と家族に)多くのものを与えてくれたので、米国代表として出場できることを大変誇りに思います。米国競馬の世界に触れ、素晴らしい馬に乗って、数々の素晴らしいレースで勝利をおさめることができました。私はイタリアの血を引いていますが、米国代表として最高のパフォーマンスを発揮できるように願っています」と意気込みを語った。

 今年のリスポリ騎手はジャーナリズムとのコンビで米3冠競走に挑み、ケンタッキーダービー2着、プリークネスS制覇、ベルモントS2着という成績を残した(BCクラシックで鞍上交代)。リスポリ騎手は「ジャーナリズムとともに過ごした1年間、この旅は素晴らしかったです。彼は最高の馬で、おそらく私がこれまで乗ってきた馬の中でも最高の馬でしょう」とたたえた後、「しかし、ルーラーシップが私に与えてくれたもの、そして、日本と香港で、彼が私にとって、どれほど大きな意味を持つのかを忘れることはできません」と、12年に香港のクイーンエリザベス2世Cを制した日本馬の名前を挙げた。それから、「インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップに参加できるのは、ヨハネス(米国の芝路線で活躍)を含め、彼らのビッグネームのおかげです。私は彼らに感謝しています。彼らがいなければ、私は何も勝てませんから」と馬への感謝を伝えている。

出典:日刊スポーツ