NZのG1ムファサクラシック、経済コースをキープのプロバンスが接戦を制す
2025年12月07日 11:10
ニュージーランドのトレンサム競馬場で現地6日に行われたG1ムファサクラシック(3歳以上、芝1600m)は、4番人気のプロバンスが好発から逃げ馬の直後に控えると直線ではラチ沿いから抜け出し、1番人気ワイタクら3頭一線の争いを0.1馬身差で制した。
ハナにも立てそうなゲートを決めたプロバンスは序盤の先行争いで3番手に控え、逃げ馬の直後の好位をキープ。進路が開かず直線半ばまで追い出しを待たされる形になるも、スペースが開くと一気に抜け出して際どく押し切った。
後方2番手を追走したワイタクは最後方でマークする橋詰大央騎乗の3番人気ラクリックと馬体を併せて追い込むも届かず、さらに0.1馬身差となった2着争いに先着。2番人気のレガルトは勝ち馬の直後から最終コーナーで外に切り替えるも伸び切れず4着に終わった。
プロバンスはS.マーシュ調教師が管理するサヴァビール産駒の6歳牝馬。1月のソーンドンマイル、3月のニュージーランドサラブレッドブリーダーズステークスに続く3度目の重賞制覇を全てG1であげている。
NZ競馬公式サイトの『loveracing.nz』によると、マーシュ師は「相手関係が素晴らしかった。G1勝ちのある馬がそろった見事なレースで彼女は勝ち切った。3頭のうちどれが勝ってもおかしくなかった」と喜び、今後の大目標にニュージーランドサラブレッドブリーダーズSの連覇を挙げている。
